• 文字サイズ A A A |

国際フェアトレード認証製品の世界市場規模(推定)は 9,812億円以上へ

2016年9月7日

2016年9月6日、Fairtrade Internationalより最新の年次レポートが発表されました。
本レポートによると、国際フェアトレード認証に参加する生産者・労働者は、世界75ヶ国、160万人以上に上がっています。

 

Rodolfo Peña Alba is managing director of Café Orgánico Marcala, a coffee cooperative in Marcala, Honduras.

Rodolfo Peña Alba is managing director of Café Orgánico Marcala, a coffee cooperative in Marcala, Honduras.
© Santiago Engelhardt / TransFair e.V.

貿易量に応じて輸入業者から各生産者組織に直接保証されるフェア  トレード・プレミアムは、 1億3800万ユーロ(約185億円以上)に   達し、開発途上国の生産者・労働者の生活の質の向上や 地域社会の 改善に活かされています。

 

 

 

世界125か国で流通する国際フェアトレード認証製品の推定市場規模は、2015年、約73億ユーロ(9,812億円以上 – 2015年平均為替レート)に達しました。 特に、コーヒー(対前年比18%増)、バナナ(対前年比12%増)、カカオ(対前年比27%増)の販売量が増加。これに伴い、開発途上国の生産者・労働者の収入や生活環境、および地域社会の改善が図られていることが 報告されています。

20160907_FI

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では、2015年、市場規模が推定で初めて100億円を超えました。(対前年比 7%増)

主要産品であるコーヒー、カカオ、コットン、バナナを中心に、フェアトレード製品の普及拡大に取り組む企業による商品数の拡大に加え、新規参入企業数も増加しました。さらに企業間の相互連携、また、企業のCSR視点からも、社員食堂や来客用コーヒーなど、社内消費・調達におけるフェアトレード認証製品の採用例も増加。フェアトレードに共感する企業の輪が確実に広がってきています。

13 日本市場_市場規模推移グラフ

 

 

 

 

 

 

一方、残念ながらすべての生産者がフェアトレードの効果を実感できている状況ではありません。 特に昨年は、EUの砂糖に関する方針の転換により、フェアトレードの砂糖生産者は売上が激減し、大きな影響を受けています。

Fairtrade Internationalの 理事長、Marike de Peña 氏はこう言います。
「人間らしい生活に必要な賃金を得て貧困から抜け出し、経済的な改善を実感できるようになるためには、 フェアトレード認証製品の売上拡大が欠かせません。フェアトレードは、世界の貿易を公正化すべく、草の根運動から始まりました。私たちはそのルーツを忘れることなく、世界で最も弱い立場に追いやられている生産者・労働者が無視されがちな世界の貿易政策に対し、これからも働きかけを続けていきます。」

Fairtrade Internationalの発表(英文)はこちら

Fairtrade International 年次レポート2015-2016 “Driving Sales, Deepening Impact”(英文)はこちら