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8月3日に第14回目のステークホルダー会合を開催いたしました。
当日はオンラインと会場のハイブリッド形式で実施し、総勢100名以上の方々にご参加いただきました。
フェアトレード・ラベル・ジャパンからは日本・世界の社会動向、市場動向、取り組み、フェアトレードのインパクトについてお話ししました。
またフェアトレードの事例として有限会社シサム工房などからのご発表、CCCマーケティング株式会社、株式会社博報堂からゲストスピーカーをお招きして「エシカルな購買をいかに促すか~生活者動向とエシカルフードアクションスコアの事例から~」をテーマにしたトークセッションを行いました。
フェアトレード・ラベル・ジャパンの主な発表
●人権対応の必須化
G7貿易大臣会合で中国新疆ウイグル自治区を念頭に置いた閣僚文書が発出されたり、米国で「ウイグル強制労働防止法」に基づく輸入が禁止されるなど、欧米を中心に強制労働の防止が本格化し始めています。また国内においても経済産業省から人権に関するガイドラインが今夏発行されるなどの動きが出てきています。その他、業界ごとにプラットフォームを設立し、企業間で知見の共有や目標設定を行う動きが出てきています。開発途上国の児童労働等に対し、日本企業も(間接的に)責任があるとする考え方が主流化し始めています。企業の取引先も今後さらに人権などに配慮した商品の調達を強化する傾向になると考えられます。
●国内の市場拡大
最新の市場規模は158億円と、前年に比べ20%増。また、年間での新規認証取得数は231商品と、前年から34%増となり、例年よりも大きく増加しました。
●FLJの取り組み
キャンペーンでは初めて著名人アンバサダーを起用し、目標を大きく上回る160万アクション達成となりました。その他分科会の実施や、フェアトレードの経験価値を伝える営業資料の配布、SNS等の情報発信の強化などを行いました。
●フェアトレードによるインパクト
世界71カ国、190万人以上の生産者・労働者が参加しています。
生産者に支払われたフェアトレード・プレミアムは232.6億円となり1生産者組織当たり、平均1240万円のプレミアムが支払われました。
詳細はこちらからご覧ください。
【開催概要】
●日時:2022年8月3日(水)13:30~16:00
●会場:シティラボ東京(東京都中央区京橋3-1-1)/ZOOM配信
●登壇企業:
<事例紹介>有限会社シサム工房 ほか
<トークセッション>CCCマーケティング株式会社、株式会社博報堂
●プログラム:
・フェアトレード・ラベル・ジャパンからの報告・共有
フェアトレード最新動向、FLJの活動・展望など
国内外の関連動向:人権・環境デューデリジェンス関連動向、フェアトレードタウンなど
・フェアトレードに関する企業事例の発表
・トークセッション
「エシカルな購買をいかに促すか~生活者動向とエシカルフードアクションスコアの事例から~」
・リフレクションタイム(参加者同士の自己紹介/交流/意見交換)