フェアトレードでは、近年コーヒーの品質向上に注力して取り組んできました。
その結果として、近年フェアトレード認証コーヒーの品質は大きく上がってきており、世界10か国以上でフェアトレード認証コーヒーの品評会「Golden Cup」が開催されるに至っています。
今回弊団体では、日本スペシャルティコーヒー協会のサスティナビリティ委員会と連携して、日本で初めてのフェアトレード・スペシャルティコーヒー品評会(Golden Cup Peru ~Cupping Session in Japan) を開催しました。
(2023年9月22日開催。会場特別協賛:ワタル株式会社)
品評会には12名を超えるカッパーの方々がいらしていただき、今話題のペルー産のフェアトレードスペシャルティコーヒーを味わっていただきました。
スペシャルティコーヒーの第一人者でもある丸山珈琲の丸山健太郎 社長にもカッピングに参加いただき、素敵なコメントもいただきました。
「香りなどのペルーのコーヒーの良さが出ていた。20-30年前は、フェアトレードやオーガニックのコーヒーは高品質なものが少なかった。今は品質が大きく変わってきていて、今日ここにあるコーヒーが 全てフェアトレード認証であるということは驚くべきこと」
この品評会で上位の評価を得た銘柄については、SCAJ2023の展示会でも試飲/カッピングコーヒーとしてご用意させていただきました。
今後輸入にご関心のある方はぜひご連絡をいただければ幸いです。
【日本で上位評価を受けた銘柄の生産者組合】※順不同
CAC SAN FERNANDO
CAC LA PROSPERIDAD DE CHIRINOS
ACPC PICHANAKI
CAC LA FLORIDA
APROCASSI
フェアトレードでは、約10年ほど前からコーヒーのフェアトレード・プレミアム(奨励金)のうち25%を品質向上への投資へと義務付け、品質向上のためのトレーニング等を世界中で実施して取り組んできました。そうした生産者の努力の結果として、近年フェアトレードコーヒーの品質は非常に高くなってきています。
ぜひ今後もフェアトレードを検討いただければ幸いです。