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存続危機の「食」と「日常生活」を守る。国内最大規模の啓発キャンペーン 「ミリオンアクションキャンペーン2024」が本日からスタート

2024/05/01(水)
全国の企業・団体と連携した持続可能性とフェアトレードに関する国内最大規模の啓発キャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン2024」を本日よりフェアトレード月間である5月の1か月間、開催します!

4年目となる今年は、イオン株式会社、エスビー食品株式会社、小川珈琲株式会社、UCCジャパン株式会社などの大手企業をはじめ、国内の小売店・食品メーカー・飲食店・商社・自治体・教育機関など167社・団体(※)と協働で開催、フェアトレードの商品購入数、SNS投稿数、イベント参加数などを合計し、これまでで最大の250万アクションを目標に活動を行い、1アクション=1円を生産地の気候変動基金に寄付します。(※4月30日時点)

また、キャンペーンの一環として、未来を味わい、現在の食と生活のあり方を考えるPOPUPショップを2024年5月9日(木)〜5月22日(水)東京・渋谷に期間限定オープン、世界フェアトレード・デーである5月11日(土)には、キャンペーンアンバサダーの髙梨沙羅さんや望月理恵さん、エバンズ亜莉沙さんによるトークイベントも開催します。 

■気候変動の影響で多くの産品が持続可能でなくなるかもしれない
コーヒー(アラビカ種)の栽培地が2050年には50%に半減、カカオの木は現在の主要産地では生育が難しくなる、バナナは病気により絶滅してしまうかもしれないなど、気候変動の影響で多くの産品が持続可能ではなくなると言われています。日本国内の企業や消費者一人ひとりが今の生活文化を維持するために差し迫った社会課題であり、私たちや子どもたち世代の今、そして未来の豊かな食生活や日常、健康を守るためにも世界の農業生産者への支援と対策が必須の状況です。「フェアトレード」は、もはや “国際貢献活動の一環”ではなく、現時点から取り組みが必要であると同時に、最も身近なサステナビリティに関連する対策・アクションのひとつです。

国内には様々なSDGsやサステナビリティをテーマにした企業向けの催しや一般向けの単発イベントがありますが、企業や消費者とともに全国で1か月間開催する本啓発キャンペーンは、「持続可能性」や「気候変動」、「フェアトレード」をテーマにした取り組みとしては、日本最大規模となります。農林水産省とJICAの後援のもと、全国から167社・団体の企業・団体・行政機関・飲食店・学校と連携。昨年の期間内の商品販売数は100万個以上にのぼります。

今年のキャッチコピーは、「想像できる?【 ___ 】のない未来」。今私たちの日常に当たり前にある産品がなくなるかもしれない世界を想像し、そのような世界にならないように今できる選択をしてほしい。という願いを込めて、キャンペーン期間には、全国の企業・団体からの協賛金を原資として1アクションにつき1円を開発途上国の気候変動基金へ寄付する取り組みを実施。さらに、渋谷スクランブルスクエアでの体験型POP-UPの開催、学生との連携企画などを予定する他、参加企業・自治体・学校によるイベントやキャンペーンも開催されるなど、全国の産学官のセクターが一体となって日本国内へのフェアトレードを啓発する月間となります。

【キャンペーン開催の目的】
フェアトレードはSDGsのすべてのゴール達成に寄与すると海外の第三者研究で言われています。経済・環境・社会の3つの幅広い側面から国際フェアトレード基準は作られており、昨今の国内におけるSDGsの認知の高まりや、環境や人権などを意識しサステナブルな消費活動を選択する消費者が増える中で、フェアトレードの市場も急速に拡大し最新の市場規模は、初めて200億円を突破しました。
フェアトレードは人権問題解決の手段や途上国支援という印象が強く、気候変動への対応はまだ多く知られていませんが、途上国の生産者が地球環境を守り、持続可能な生産ができるための技術支援やトレーニング、また気候変動に対応した生産支援のサポートなど幅広い活動を行っています。
私たちは本キャンペーンを通して途上国の生産者や環境、未来の地球を守り続けるために、日常的にフェアトレードが選択される世界が当たり前になることを目指し活動を行います。

■「フェアトレード×気候変動」をテーマにPOPUPとトークイベントを開催!
【食べて、学んで、買える体験型のPOPUPショップ】
気候変動で生産量減少が危ぶまれる農産物を使用したメニューの飲食の他、学べるコーナーとしてフェアトレードに関連する最新情報、現地の様子や生産者を紹介する展示を実施。また、コーヒー・紅茶、チョコレートの他、ハチミツやコットンハンカチなど様々なフェアトレード商品に実際に触れたり購入したりする中で、体感しながら気候変動の深刻さやフェアトレードについて知る事ができます。
・2050年カフェセットの販売
気候変動により、カカオ豆、コーヒー豆などの生産量が減少する中、2050年の状況をイメージしたグラス容量の半分しかない「2050年コーヒー」、チョコレート量が極端に少ない「チョコクッキー」、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬 俊朗 氏が運営するカフェで提供する「甘酒バナナケーキ」の1/4カットをセットで提供いたします。(数量限定:1日10セット)
・フェアトレード大学である青山学院大学との産学連携プロジェクト
数あるフェアトレード製品の中から青山学院大学の現役学生が展示販売する製品をセレクト。紹介コメントを添えて販売するほか、フェアトレードに関する説明など接客も担当します。
◆期間:2024年5月9日(木)〜5月22日(水) 
◆場所:渋谷スクランブルスクエア 7階 「L×7」(エルバイセブン)(東京都渋谷区渋谷2-24-12)
◆内容:フェアトレード×気候変動をテーマにした体験型POPUPショップ(「2050年カフェセット」、フェアトレード製品の販売、フェアトレードに関する展示など)

【世界フェアトレード・デーにアンバサダー髙梨沙羅さん、望月理恵さん、エバンズ亜莉沙さんによるトークイベント】
世界フェアトレード・デーである5月11日(土)13時〜14時に、「ミリオンアクションキャンペーン」アンバサダーでスキージャンプ選手の髙梨沙羅さん、フリーアナウンサーの望月理恵さん、エシカルコーディネーターのエバンズ亜莉沙さんによるトークイベントを実施。「気候変動×フェアトレード」をテーマに、登壇者がそれぞれの業界の課題を踏まえて、日常と気候変動の繋がりや自分たちに何ができるかについて語っていただく予定です。(渋谷スクランブルスクエア12階 Scene12)
◆日時:2024年5月11日(土)  13:00~14:00 
◆会場:渋谷スクランブルスクエア 12階 Scene12(東京都渋谷区渋谷2-24-12)
◆登壇者:髙梨 沙羅 女子スキージャンプ選手 
     望月 理恵 株式会社セント・フォース 取締役/フリーアナウンサー
     エバンズ 亜莉沙 エシカルコーディネーター
◆内容:「気候変動×フェアトレード」をテーマにしたトークセッション、質疑応答

■今年のテーマは “気候変動”
気候変動対策は私たちフェアトレードがグローバルで対応している重要なテーマのひとつです。気温上昇や洪水、台風やハリケーン、農作物の病気、土壌の枯渇、森林劣化など様々な環境問題により、私たちの生活と食料の確保が脅かされています。特に2023年は観測史上最も暑く、世界各地で自然災害が多発した結果、農作物の不作が深刻化し、食料価格が高騰し私たちの生活にも大きく影響を及ぼしました。気候変動が未来の話ではなく、今私たちの身に降りかかる重要な課題であることは明らかです。そこで、私たちは今年のキャンペーンのテーマを“気候変動”とし、気候変動とフェアトレードの関係性を伝えていく施策や発信を行っていきます。また日本国内の取組みにとどまらず、1アクションにつき1円を寄付する取り組みを通して、途上国の気候変動基金へ寄付をおくります。昨年はキャンペーンを通して約207万円を中南米の生産者ネットワーク組織に送金し、現地では気温や雨量の極端な変化によって発生する病害虫対策や土壌保全対策として、他品種の植樹や土壌調査の実施、井戸建設によって安定した水確保と乾季の収量低下を抑制することができました。




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