今回は私達、FLJ学生インターン&ボランティアによるスペシャルインタビューで
(株)フェアトレードコットンイニシアティブ 代表の入江 様にお話をうかがいました。
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インタビュアー
フェアトレード・ラベル・ジャパン
丹波 小桃(学生ボランティア)
藤澤 美波(学生インターン)
三村 拓海(学生ボランティア)
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東京ビッグサイトにてJFW インターナショナル・ファッション・フェアが行われました。国内外から、ファッションの最前線をいく数多くの企業やメーカーなどが集結し、会場はとても盛り上がりをみせていました。
この春、フェアトレード認証コットン製品の普及拡大を目指して会社を立ち上げられた(株)フェアトレードコットンイニシアティブさんもブースを出店されました。アパレル業界での経験が豊富な代表の入江さんが、業界での問題意識をもとに立ち上げられた会社です。そこで私たち学生インターン&ボランティア3人で入江さんにインタビューをさせていただき、最近注目されている国際フェアトレード認証コットン製品と、その普及にかける思いをお聞きしてきました。
Q: フェアトレードに携わろうと思ったきっかけはなんですか?
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入江さん 23年間アパレル業界で生きてきた中で、世界の工場の悲惨なものづくりの現状を目の当たりにし、どうにかしたいと考えてきました。しかし、「フェアトレード」という概念が有名ではなかったので、どういう形で実現すればいいのかを考えました。本を読んだりして、ここ3,4年で企業のほうでトートバッグの企画、製品化をしましたが、フェアトレードの概念を広めるには、それだけでは市場が狭いのです。というのも、コーヒーショップであっても「オリジナルのエコバッグを作りたい」というような企業のための製品開発ができなかったからです。つまり、フェアトレードのコットン商品をやりたいという会社の受け皿になる会社がなかったのです。だったら自分で会社をつくってそのニーズに応えようと、この春、フェアトレードコットンイニシアティブを設立しました。まだまだこれからですが、既にいろんな方からやりたいと言っていただいています。
Q: フェアトレードに携わることでのご苦労はどのようなものでしょうか。
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入江さん 自分個人だけで動いても広まらないので、ファッション業界でのコネクションを活用してしっかり伝えていくことが大事ですね。今は、これまでフェアトレード認証コットンで何か作りたかったけど作れなかったという方々に、それが作れるようになりましたということを伝えている段階です。この2,3ヶ月で様々なサンプルつくりを行いましたが、会社設立には製品開発だけでなく多くの準備と手間がかかっています。会社をつくるのにも時間かかりますし、営業もあります。好きなことだけやっていればいいわけではないのですね。笑
Q: イベントブースを訪れたお客さんの反応はいかがでしょうか。
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入江さん まだまだファッション業界でのフェアトレードの認知度は低いため、通りかかったり認証ラベルを見たりして「これはなんですか」「なんだろう」と興味を持ってくれた人には、FAIR spirits(FLJの広報誌)を使いながら丁寧に説明をしています。またコットン製品のように衣料分野でのフェアトレードについてのイメージは未だ浸透していないようです。コーヒー、チョコレートのイメージが強いみたいですね。
Q: それでは、今後の展望についてお聞かせください。
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入江さん フェアトレードコットンの認知度を、「フェアトレードはコーヒーだけじゃないのだ」というくらい広めたいです。日本での国際フェアトレード認証ラベル製品の推定市場規模(2013年現在では約90億円 )のうちの1割、9億円・10億円にまでフェアトレードコットンの市場を拡大したいと考えています。5年後にもし市場が500億くらいになっていてもその1割、50億円をコットンが占めるようになれたらと思います。そうでないと、フェアトレード認証ラベルが食料品のマークですよという風になってしまうかもしれませんから。
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インタビューを終えて
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入江さんはわかりやすいように噛み砕いてお話くださいましたが、その奥にある熱い想いをひしひしと感じました。また、私たちがお話を伺っている間にも、何人もの方々が関心を持たれてブースを覗いたり説明を受けたりしていらっしゃいました。その姿を見て、フェアトレードコットンイニシアティブさんは、これからファッション業界でのフェアトレードの認知、導入を勢いづけてくださる大きな力となる期待を抱きました。
入江さんお忙しい中本当にありがとうございました!
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お問い合わせ先
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会社名 株式会社 フェアトレード コットン イニシアティブ