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第16回 八基通商株式会社 商社がなぜフェアトレードを選んだのか
2017/12/19(火)
今回は、八基通商株式会社 代表取締役社長 福地康弘様にお話を伺いました。同社は1978年に設立されました。主力事業である輸入食品卸売事業は1980年中頃に紅茶の輸入を開始したことから始まっています。 今回のインタビューでは、そんな同社が、なぜ、数あるチョコレートの中からフェアトレードチョコレートであるStella Bernrain社のオーガニック・フェアトレードチョコレートを輸入することになったのか伺いました。
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インタビュアー:フェアトレード・ラベル・ジャパン
倉持晴苗(学生インターン 学習院大学 文学部 3年)
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Q.御社はどのような企業ですか。
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皆様と地球においしさ・わくわく・やさしさをお届けする会社です。地球環境の配慮や食品の安心・安全の提供に事業の重点を置いています。
Q.なぜ「地球環境の配慮」や「食品の安心・安全」というキーワードが浮上したのですか。
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大学3年生の時に諫早湾の事やダイオキシン問題が社会的に話題になっていました。そこで、仕事を通して人の助けになることをしたい、問題を解決したいという思いから、環境学を学ぶためカナダのYork大学に留学しました。そこから、事業を通して誰かの助けになれるような事を考えるようになりました。
Q.フェアトレードをお知りになったきっかけを教えてください。
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7,8年前から、会社としてできることがフェアトレードだとなんとなく考えていました。認証がどのような仕組みになっているのかを知り、実際に仕組みを作って動いている人たちがいることを知って、ぜひフェアトレードに関わって、広めていきたいと考えていました。
Q.フェアトレードチョコレートであるStella Bernrain社のオーガニック・フェアトレードチョコレートを輸入することになった経緯を教えてください。
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2014年に東京ビックサイトで行われた展示会に、スイスからStella Bernrain社のオーガニック・フェアトレードチョコレートが出展していました。それを社員が見つけてくれ、会社の目指すものを実現できると確信し、すぐに取り扱いを開始することになりました。
Q.フェアトレードに対してはどのような想いをお持ちですか。
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フェアトレードを取り扱うことは、会社が果たす務めだと考えています。身近なことやできることからやってみることで、世の中が変わっていくことを伝えていきたいです。そのために会社としてできることは、フェアトレードのチョコレートを扱うことで、カカオ生産者に還元することですね。ふとフェアトレードの商品を手に取ることで、世の中で起きていることを知ったり、そこから行動が変わっていったりするようなお客様が増えたらいいなと思っています。
Q.フェアトレードのチョコレートを扱うことでどのような影響を期待されていますか。
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チョコレートは好きな人が多いため、フェアトレードの入り口としても良い商品だと考えています。商品が自然とお客様の目にとまることで、フェアトレードを知るきっかけになってくれたら嬉しいです。そのためにも、引き続きできる範囲で精一杯頑張りたいと思っています。
Q.最後にインタビュー記事をご覧になっている皆さんに、メッセージをお願い致します。
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フェアトレードに関わることは捨てたもんじゃあない!最近はフェアトレードの輪が広がってきて、新しい出会いがあります。フェアトレードを扱うことで、誰かのために活動できると同時に、会社の事業としても成り立っていくということを伝えたいです。
写真 左:八基通商㈱福地様 右:FLJインターン生倉持