Fairtrade Japan Awardとは、日本国内のフェアトレード推進活動において
優れた功績のあった企業・団体に対し、その功績を称え表彰するアワードです。
第1回受賞企業
◆ 総合
大賞:イオントップバリュ株式会社
授賞理由:国内企業で唯一フェアトレード調達を中長期的に増やしていく目標を宣言するとともに、実際に幅広いフェアトレード商品で最も多くの販売を実現し、日本のフェアトレードの発展に多大な貢献をした。
◆セールス(コーヒー)部門
認証製品の販売において上位の功績を納めたことによる(算定根拠:ライセンス料2019年~2022年の総額順位)※コーヒーを中心として販売する事業者に限る
ゴールド賞:小川珈琲株式会社
授賞理由:2004年に認証取得以来、家庭用・業務用のフェアトレードコーヒーの販売を拡大。同社の家庭用フェアトレードコーヒーは、全国の小売店で最も取り扱いが多い商品の1つとなっている。エシカルコーヒー専門の直営店舗の展開や、5月フェアトレード月間キャンペーンへの積極的参加も通して、普及啓発にも貢献。国内市場最大の産品であるコーヒーの事業者として直近4年間のフェアトレード商品販売の貢献額が国内で1位。
シルバー賞:株式会社トーホー
授賞理由:2003年から長年にわたってフェアトレードコーヒーを取り扱い、業務用コーヒー中心にフェアトレードコーヒーを多くのカフェ・喫茶店に広げてきた。国内市場最大の産品であるコーヒーの事業者として直近4年間のフェアトレード商品販売の貢献額が国内で2位。
ブロンズ賞:キーコーヒー株式会社
授賞理由:業務用コーヒー中心にフェアトレードコーヒーを多くのカフェ・喫茶店に広げてきた。オフィスや施設のコーヒーをフェアトレードにするべく積極的に営業活動などを行い、フェアトレードコーヒーの拡大に寄与。国内市場最大の産品であるコーヒーの事業者として直近4年間のフェアトレード商品販売の貢献額が国内で3位。
◆セールス(コーヒーを除く産品)部門
認証製品の販売において上位の功績を納めたことによる(算定根拠:ライセンス料2019年~2022年の総額順位)※コーヒー以外の産品を中心として販売する事業者に限る
ゴールド賞:イオントップバリュ株式会社
授賞理由:チョコレート、紅茶、ジャム、コーヒーなど幅広くフェアトレード商品を展開。イオン系の様々な小売店舗を通して販売を増やし、一般消費者の手に取りやすい形でフェアトレード商品を増やし、市場の拡大に大きく貢献した。コーヒー以外の産品を中心として販売する事業者として直近4年間のフェアトレード商品販売の貢献額が国内で1位。
シルバー賞:日本生活協同組合連合会
授賞理由:フェアトレードバナナの取り扱いが近年大きく増加させ、日本の一般消費者がフェアトレードバナナを手に取りやすくすることに大きく貢献。他にも紅茶やコーヒーなどでもフェアトレード商品を展開し、普及に貢献した。コーヒー以外の産品を中心として販売する事業者として直近4年間のフェアトレード商品販売の貢献額が国内で2位。
ブロンズ賞:エスビー食品株式会社
授賞理由:日本の大手メーカーとして唯一フェアトレードスパイスを展開。同社の「ORGANICSPICE」シリーズ 全65品目のうち、23品目がフェアトレード認証という形でコショウ、シナモン、ジンジャーなど商品を広げ、スパイス市場の変革を大きくリードしてきた。コーヒー以外の産品を中心として販売する事業者として直近4年間のフェアトレード商品販売の貢献額が国内で3位。
◆トレーダー部門
認証原料の調達において上位の功績を納めたことによる(算定根拠:生産者からの認証原料調達においてプレミアムの支払額の2019年~2022年の総額順位)※生産者にプレミアムを支払う「ペイヤー」役割を担う事業者に限る
ゴールド賞:ワタル株式会社
授賞理由:フェアトレードコーヒーの輸入を大きく展開し、全国の様々なカフェ・喫茶店、メーカーなどに届けてきた。2023年はフェアトレードコーヒーの国内初の品評会にもSCAJサスティナビリティ委員会と連携して会場提供・特別協賛するなど、コーヒーにおけるフェアトレード普及に貢献。生産者にプレミアムを支払う「ペイヤー」として直近4年間のプレミアム支払い貢献額が全産品通して国内で1位。
シルバー賞:住商フーズ株式会社
授賞理由:フェアトレードのコーヒーやごまを商社として輸入。生産地での取組みを積極的にメーカーや消費者に伝える活動も行い、生産地と日本の懸け橋としてフェアトレードの普及に大きく貢献。生産者にプレミアムを支払う「ペイヤー」として直近4年間のプレミアム支払い貢献額が全産品通して国内で2位。
ブロンズ賞:株式会社立花商店
授賞理由:フェアトレードのカカオを商社として輸入。アフリカを中心に生産地と密なコミュニケーションを行い、主にチョコレートを通して幅広い世代に原料の背景にある課題や取組みを伝えてきた。生産者にプレミアムを支払う「ペイヤー」として直近4年間のプレミアム支払い貢献額が全産品通して国内で3位。
◆コミットメント部門
法人全体としてフェアトレード調達の中長期的な目標を設定・開示し、業界の変革をリードしたことによる
優秀賞:イオントップバリュ株式会社
授賞理由:2021年、コーヒーとチョコレートで使用するカカオを2030年までにフェアトレード認証原料などに100%転換する目標を発表。調達目標をコミットメントすることは世界的に非常に高く評価される取組であり、同社は日本企業として唯一フェアトレード調達に関する目標を宣言し、業界に大きな影響をもたらした。
◆生産者パートナーシップ部門
生産者との密な連携により生産者の自立と地域の発展を大きく推進したことによる
優秀賞:有限会社シサム工房
授賞理由:フェアトレード認証コットンを用いたアパレル製品を長年展開。インド等のアジアの生産者と密な連携を実施してきた。コロナ禍には、生産地での大変な状況をリアルタイムで伝え、生産者と全国のフェアトレードショップを支援する「未来チケット」クラウドファンディング等も通して、生産地と消費地を強く繋いできた。
◆ソーシャルムーブメント部門
特定分野の取組みをリードすることで社会に変革をもたらし新たなインパクトを生み出したことによる
優秀賞:株式会社トレードワークス
授賞理由:フェアトレード認証コットンを用いたノベルティグッズの製作サービスを2020年より展開。
幅広いラインナップを持ち、展示会やECサイトなどで積極的にフェアトレードを周知して、多くの企業やブランド、キャラクター等のノベルティに急速にフェアトレードコットンを広めた。2022年度に日本国内のフェアトレードコットン市場が前年比の約2倍にまで成長することに大きく貢献。
◆フェアトレードオフィス部門
オフィスにおいて社会的責任ある消費・調達活動を行い、企業全体を巻き込みフェアトレードを推進したことによる
優秀賞:大日本印刷株式会社
授賞理由:2006年からオフィスのコーヒーをフェアトレード認証に転換したパイオニア。その後コットンバッグ等のノベルティやアイス、社内食堂で提供されるランチなど、様々な形で日々のオフィス活動にフェアトレードを導入。社員や来訪者など多くの人にフェアトレードの価値を伝え、普及に貢献。
◆功労賞
長年に渡りフェアトレードに尽くしパイオニアとして普及の功績を収めたことによる
一般社団法人わかちあいプロジェクト
授賞理由:代表の松木氏はフェアトレード・ジャパンの創設者でもあり、30年に渡ってフェアトレードの普及に尽力。わかちあいプロジェクトは、NGOながら国内で随一のフェアトレード商品のラインナップを持ち、コーヒーやチョコレート等は勿論、クッキー、ワイン、クレヨン、スポーツボール、コスメなど幅広い認証商品を扱い、フェアトレードの可能性を常に示してきた。