学校

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フェアトレードは、私たちの日常生活を取り巻く事柄と世界の関係を深く学ぶ機会を提供します。生徒や学生、教職員に対して、農産物の生産や貿易、農家と労働者の生活、貧困課題やSDGs達成に向けた取り組みなど、様々な分野での学びを提供します。一人ひとりがフェアトレードの理解を深めることで、途上国に暮らす農家や労働者、子どもたちの暮らしや、地域社会、地球環境をより良いものにし、地球で暮らす私たちみんなにとって、明るい未来を切り開いていくことに繋がります。

     

■学習にフェアトレードを取り入れる

フェアトレードは、総合学習や英語、社会、公民、経済など、様々な教科書や参考書で取り上げられています。授業でフェアトレードの仕組みや背景を学んだあと、一人ひとりにできることを考え、行動に繋げることもできます。近年では自由研究や研究発表などの場でフェアトレードを題材にする例も増え、地球規模の課題の解決に向けて何ができるか考える学習の機会となっています。
また、実際に調理実習でフェアトレードの砂糖やココア、スパイスなどを使用し、農産物が作られた背景や人々の暮らしを学んだ上で使うことで、身近な食材の生産や流通背景を実感する機会となっています。

フェアトレード・ラベル・ジャパンからの講師派遣のご要望はお問合せフォームよりお問い合せください。

■オリジナルのフェアトレード商品を開発する

国内の国際フェアトレード認証事業者と連携し、大学等のオフィシャルグッズをフェアトレードで作ることができます。たとえば、学校のロゴを刺繍したフェアトレード認証コットンタオルやエコバッグ、オリジナルデザインのドリップコーヒーやお菓子などで活用されています。また、高校では、地域産品とフェアトレード認証原料を組み合わせたローカル&グローバルな製品を企画し、地元の製菓店へ製造を依頼し、自分たちで販売する取り組みが行われています。

■学園祭や地域のイベントでフェアトレード商品を販売する

フェアトレードの商品を、販売業者から仕入れ、自分たちで販売することで、職場体験の実践機会にすることができます。商品についてよく知り、伝え、販売するといった一連の活動をやってみることで、より深い体験学習につながります。また、販売により得られた利益を途上国生産者へ寄付するなど、学校から社会貢献活動を実施いただくこともあります。

国内で販売されているフェアトレード商品は製品紹介ページよりご覧いただけます。

オンラインでのフェアトレード商品の注文はECサイト紹介ページよりご利用いただけます。

■学校給食や学食でフェアトレード食材を使用した食品を提供する

フェアトレード認証のごまやごま油、コショウやジンジャーパウダー、カレー粉などのスパイスが使用された給食の提供が、フェアトレードタウン認定都市などで始まっています。自治体としてフェアトレードを採用し市内の小中学校の学校給食で提供することは、フェアトレード生産者にとって大きなインパクトを生み出すことに繋がります。また、大学等の学食でも、ゼミやサークルの呼びかけで、フェアトレード認証原料を使用したメニューの販売が実現しました。使用する食材やレシピ企画、メニュー表やチラシの製作に学生が関わり、フェアトレード普及の機会として取り組まれました。

■学校の売店やカフェでフェアトレードの商品や飲み物を販売する

大学のゼミやサークルの活動の一環として、生協や売店でフェアトレード商品を取り扱ってもらうよう売店運営業者へ掛け合い、販売につなげる活動を行われています。学生に人気がありそうな商品を選定して取り扱いを依頼し、店頭での普及販売活動を行うなど、積極的な活動が実施されています。そのほかにも、学内で販売されるコーヒーをフェアトレード認証コーヒーに切り替えるよう、学生が働きかけ、導入に繋がった例があります。

■フェアトレード・スクールになる

世界中で小中学校や大学、専門学校が、学校全体でフェアトレードに取り組むことを宣言する「フェアトレード・スクール」となり、積極的に活動しています。フェアトレードの盛んなイギリスでは、1000校以上がフェアトレード・スクールに登録されています。日本では、一般社団法人フェアトレード・フォーラムが、大学としてフェアトレードの理念に賛同し、推進することを宣言する「フェアトレード大学」の認定を行っています。

一般社団法人フェアトレード・フォーラム https://fairtrade-forum-japan.org/

 

取り組み事例

■リディラバ「SDGs/社会問題スタディツアー」

リディラバでは、修学旅行・校外学習を主体性を育む学びの場にするため、SDGs/社会問題スタディツアーを実施しています。フェアトレード・ラベル・ジャパンでは、東京へ学習に来た中高生を対象に、年に数回、貿易ゲームのワークショップを実施しています。貿易ゲームを体験した生徒からは、「裕福な国だけがお金を儲けられる仕組みにモヤモヤした」「フェアトレードを詳しく知り、これからは自分が買うものをしっかりと吟味したい」などの声が寄せられ、毎回好評をいただいています。

株式会社RidiloverSDGs/社会問題スタディツアー https://ridilover.jp/study-tour/

■青山学院大学総合文化政策学部フェアトレード・ラボ「ミリオンアクションキャンペーン POP-UPショップ」

フェアトレード・ラベル・ジャパンでは、5月に開催するミリオンアクションキャンペーンの一環で、産学連携プロジェクトとして2023年より渋谷スクランブルスクエアにて、青山学院フェアトレード・ラボと連携したPOP-UPショップを開催しています。学生を中心に企画・運営を行い、会場では学生たちがセレクトしたフェアトレード商品の販売を行いました。商品ごとに魅力を伝える紹介POPを作成し、接客も学生が主体となって行いました。

詳しくはミリオンアクションキャンペーン特設サイト をご覧ください

■千葉商科大学 サービス創造学部「コミュニティカフェプロジェクト」

千葉商科大学では2020年より、『地域や企業を変えていこう!学生カフェから発信するフェアトレードとは?』をテーマにコミュニティカフェを開催し、学生をはじめ地域の方にフェアトレードへの参加を呼び掛けています。このプロジェクトに携わった学生たちは間違いなくフェアトレード製品を購入することの重要性を理解し、普段の行動に移すようになっているそうです。

詳しくは参加団体インタビューをご覧ください

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